シリーズ熊野古道を歩く(第一回)

プロローグ・藤白坂コース 岩神峠コース 糸我峠・得生寺コース
中辺路(沼尻・近露)コース 悪四郎山コース 鹿ケ瀬峠・道成寺コース

(プロローグ・藤白坂コース)
2000年3月25日(土曜日)
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奈良・平安の昔から熱狂的な信仰を集めた熊野三山の(熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社)当時の熊野参詣の雰囲気が残っているルートを往時を偲びつつ一度は歩いてみたいと・・・
今回は、裏見の滝で知られる福勝寺から橘本王子跡の阿弥陀寺を詣で、コースのハイライト、地藏峰寺・藤白坂を越え、熊野一の鳥居、藤白神社までのコースを歩いて来た。(標高差250M)

裏見の滝
裏見の滝
前日の雨で滝は流れ落ちていた

橘本王子跡
阿弥陀時境内・眼下にはみかん畑

王子跡

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ただひたすらに峠に向かう。
上着を脱ぐほどの汗をかく。のぼり坂にも飽き、そろそろ休憩のほしくなる頃到着した藤白峠は思いがけなくふっとした感じであらわれて、広々と海を望めるその眺望を惜しげもなく与えてくれたのだった。
日本一大きいといわれる地藏菩薩坐像を本尊とする地藏峰寺本道の裏手小道を少し登ると、さしては広くない平地があり「御所の芝」と呼ばれていた。
奈良・平安時代の昔から法皇・上皇の数多い熊野御幸のなごりや庶民信仰が、「御所の芝」とこの地に付けられた名前からも偲ばれる。その熱狂的な庶民信仰は「ありの熊野詣」とも言われているとやら。
ここからは、眼下に和歌山マリーナシティの観覧車、和歌山市内は勿論、遠く四国のやまなみまで望むことができ、山道歩きのいっぷくの清涼剤であった。春をつげる海の色は、るりの色をかさね、その果てのやまなみはやさしく空につつまれ,消えていった。
日本一大きいといわれる地蔵菩薩坐像

眼下に広がる和歌山の海

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眺望を満喫し、下りの坂へと向かった。竹林ごしにのぞく空がまぶしい。
藤白峠を後にして今日の行程の終点・藤白神社までの藤白坂の道端には一丁ごとに、両手で包みこめそうなかわいい小さな「丁石地蔵」が置かれあと少し、あとちょっとの頑張りよ!と声をかけてくれているかのようである。お尻でブレーキをかけたくないと足元を見つめ、一歩一歩慎重に、歩を進めて行く。ひとつひとつが石仏はその表情を変え、声なき可憐さで私に話しかける。 ・・・なごみであった。
クリックすると少し大きく見られます 頂上まであと少しだよ
大きな岩の下の地蔵尊

竹やぶの根本にひっそりと
頑張るね
頂上近くの地蔵様
手を合わす道端の丁石地蔵
藤白神社境内 行程を終え
今日一日の無事を感謝する。
境内に小野田さん手植えの木あり

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紀三井寺

今日の行程のおまけ】
おまけその1:清酒長久 長谷川酒造で試飲AND屋敷見学
おまけその2:紀三井寺参拝(早咲き桜ふくらみかける)

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AM6:00 目覚まし時計に頼ることなく起床
体内時計は既におばあちゃんモード) 
ゼッケン一番!
ゼッケン一番をつけた私の帽子
AM5:30 てばやく前夜の残りもので食事を済ませ ウーリーと朝の散歩ヘ。これが無ければ遊びも楽なのだぁ
AM6:30 京都駅八条口集合時間は
AM7:00 急いで家を出る。
AM7:15 バスは定刻に遅れることなく京都駅前を出発!!
一路南下
AM9:30過ぎ
AM11:00
下津の誇る「下津町交流センター」に到着
熊野古道の歴史その他講演会。
・・・・・早く歩きたいのに 驚いたなァ。京都・大阪・神戸発 バス合計七台参加者280名位ですって
“ありの熊野詣”の現代版(ほへっ)”・・・幕ノ内弁当タイムをここで終え集合地点福勝寺境内へむかう   

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たくさん写真を撮ってきました
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中辺路(滝尻・近露)コース
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